仕事ではない。
たとえば、ある仕事をしなければならないとしょう。
そのとき、取引先から、「10日でやってくれ」と言われたら、なにが付加価値となるか。
時間的観点からは、9日で完了させたときである。
内容的観点からは、110パーセントの仕上がりで完了させたときである。
できれば、この両面をクリアできれば言うことはないが、少なくともいずれか1つができれば取引先は万々歳であろう。
喜びを覚えた取引先がリピーターになることは言うまでもない。
満足さSルことも難しいが、この不況下に勝ち残る会社というのは、喜びをプロデュースしているはずである。
いったい、ビジネスマンはどれくらい働いているのだろう。
たとえば、朝9時に出勤。
通勤時間を首都圏のビジネスマンの平均として往復3時間とする。
退社は午後8時とする。
睡眠時間は1日6時間としておこう。
すると、この人は24時間−6時間(睡眠時間)=18時間。
この18時間の中での労働時間が14時間となる(9時から20時まで。
それに通勤時間の3時間をプラスする)。
この比率たるや、77パーセントである。
平均的に、ウィークデーは77パーセントもの時間を会社に捧げていることになる。
おわかりだろうか。
これだけの貴重な時間、しかも貴重な年代(20代〜50代)を投資しているのだから、有意義に使って、1時間当たりの生産性を上げてもらいたいのである。
「時間コスト」という価値観をぜひ意識してもらいたい。
「つき合い残業」などで、刻々と人生の持ち時間をムダに消費さSルことなど、言語道断だ。
当然、そんな人生時間のムダ遣いをさSル様な会社は、ダメである。
私の身内に某企業に勤務する管理職がいるが、彼の家では、午前1時半に帰宅すると、奥さんが驚くという。
「どうして、こんなに早いの?どこか身体が悪いの?」聞けば、普通は午前3時半帰宅だというではないか。
それでいて、朝9時までには出社するというのだから、仕事の生産性がどの程度のものなのかは想像がつく。
これだけベッタリ仕事に投資していれば、ほかに勉強できるだけの余裕はない。
気づいてみれば、使いものにならない知識とスキルしか持ち合わせていなかった、ということにもなりかねない。
20代のある時期は、すべてを仕事に捧げてどっぶり仕事浸けになることも大事だが、30代、40代でこんなことをしていればお先真っ暗である。
こんな幹部ばかりの会社が成長するわけがないのだ。
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